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桐箪笥は日本の文化!歴史を知ろう

日本で桐箪笥が一般的に使われるようになったのは江戸時代後期からだと言われており、家具の歴史自体が意外にも浅い事がわかります。それまでは衣類を家具に収納するのではなく、風呂敷や押し入れに入れることが一般的でした。西洋の文化が入ってきて「家具」という概念が生まれたと考えられます。江戸の町は火事がとても多く、大切なものを持って逃げなければなりません。桐箪笥が注目される前は車箪笥と呼ばれる移動式の箪笥が重宝されていました。火事の時には荷物を積んだ大型の車箪笥を引いた人々で道路が塞がれました。運悪くそれに引火してしまい大惨事になったことから車箪笥は禁止され、その後燃えにくく持ち運びにも軽い桐箪笥が使われるようになったのです。桐箪笥には棹などが通せるように「棒通し」がついており移動にも対応できます。このように緊急時に移動できることも桐箪笥が選ばれてきたひとつの理由ですが、日本人の生活スタイルにも理由が隠されています。昔の日本の家は、現代のように部屋がいくつもなく、ひとつの部屋でご飯を食べ、来客を通し、布団を敷いて眠っていました。冠婚葬祭には大勢を呼び家で行う時代。状況に応じて物を運びスペースを広くしたり、いつもの朝食の風景に戻ったりと、箪笥は軽く移動できる必要があったのです。桐箪笥の存在は、日本人の生活を支えてきたのです。