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プリン

プリンの容器の秘密

包装容器には形の崩れやすい食品を安定させる機能も求められますが、典型例はプリンでしょう。プリンの容器は実に見事な仕組みで、我々の食生活を豊かなものにしています。市販されているプリンは容器に入ったまま食することもできますが、お皿に移してから食べることもできます。しかしプリンの性質上、簡単に移すことはできません。包装容器のメーカーはどのような工夫を施したのでしょうか。 日本には煮凝りを食べる食文化があります。煮凝りは魚の煮汁を冷やして固めたもので、ゼリーのように食べることが出来ます。他方、欧米にはプリンを食する習慣があります。一般的なカスタードプリンは卵や牛乳を原料としたもので、非常に柔らかな生菓子として知られています。日本でもプリンと言えば、硬いプラスチックに入った柔らかなデザートを想起しますが、食べ方は人によって異なります。やや卑俗な食べ方としては、容器に入ったまま食する方法も選択肢ですが、時間に余裕のある時は、お皿に移してから食べる人も多いでしょう。プリンの底にはカラメルが潜んでいるため、上下を逆さにしてから食べたい人もいるはずです。

しかしプリンのような柔らかな食品をスプーンで無造作に掻き出してしまえば、当然形が崩れてしまい、見栄えが大きく損なわれます。容器から丁寧に出そうとしても、プリンと容器とが密着して真空が生じており、簡単にはいきません。そこでその真空を除く必要があるのですが、スプーンでは大きすぎて役に立たないのです。そこでプリンのメーカーと包装容器のメーカーとが試行錯誤の末に発明したのが、底に小さな突起物の付いた容器でした。この突起物を折るだけで底に穴があき、底から空気が入って真空状態が解けるという仕組みでした。小さな突起物はプラスチック容器を造る際に生じる「バリ」をヒントとして発案されたもので、バリが除かれる時に穴があくという性質を利用したわけです。

もちろんバリをそのまま利用するわけにはいきませんから、ポリプロピレンを用いて破片が飛び散らないように改良を加えたものでした。バリが異物として食品に混入する最悪の事態を防ぐためには、柔らかなポリプロピレンを使用する必要があったのです。

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